なんでお泊りのために山を登らないといけないのでしょう。しかも、いつも住んでいる町より、よっぽど不便なところにまで。
さらに、冬の寒さは、高くなればなるほど厳しいわけです。
しかし、なぜか、今回参加してくれた子たちから、そういう疑問は出てきませんでした。
「早く山小屋に着きたい!」
なにせあの大倉尾根、そういう心の声はたくさん聞こえていました。
きっとその分、着いたときの喜びは大きかったのでは。
無事に便利な町に戻ってきたときの、達成感はひとしおだったのでは。
忘れがたい体験というのは、いつまでも成長の栄養を得ることができる糧となりえます。不思議なことに、山登りそのものは苦しいことも多いのに、なぜか終わった後には楽しかったことと、そういう糧が残ります。
もしかすると、そういうことを意識しないで知っていて、だからみんな、きつい登り坂の上の、不便な山小屋を、楽しみに登りに来たのかもしれません。
今回も無事に下山してくれたみなさま、ありがとうございました。時にやんちゃなキッズたちを温かくもてなし、自然の美味しい食材で楽しませてくださったオーナーの高橋様はじめ花立山荘の皆さま、また、寒い季節にほっと心を温めてくれる甘いやまチョコをご提供の大東カカオさまにも感謝します。
最後に今回は都合により不参加ながら、こどもたちのベロを真っ青に染めるグミを送ってくれたよっし~、身内ながらありがとう。
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