今、日本では鹿の生息域が広まるにつれて、あまり好きな人が多くない生物が以前は多くなかった地域に増えてきています。丹沢も以前はきれいで安心だった沢に見かけるようになり、南アルプスも南部の地域にかなり広がってきています。
その生き物の名はヒル。吸血性というだけで単純に嫌がられるのに、これはなかなかの見た目をしており、よく知らずに吸っているところを皮膚から剥がすと、血だらけにしてくれる嫌な性質まであります。そんなヒルが日光にも現れるようになっており、今回のプログラムのため、クラブとして「ヒルサガリのジョニー」を用意して臨みました。
しかしヒル、恐れるに足らず。ガイドのよっしーが自作した、特性高濃度塩水スプレーを一人一本携えて、いざヒルを根こそぎやつけるべく、子どもたちは鳴虫山に踏み入りました。
結果は私達の圧勝。ほとんど被害なく、数十匹のヒルを塩水で小さくして、鳴虫山をぐるっと周回、見事にパトロール?を終えました。
見かけは気持ち悪さ満点ですが、その性質を知り、予防と撃退法をもってして戦えば、必要以上に怖がることもありません。
こうして一日は、子どもたちがたくさんの敵を倒して強くなることで無事に終わりました。
以下は参加者へお届けしている、事後のレポート「おたより」の抜粋です。