だいたいは仕方ない結果ですが、雨でも登山はありえます。
当やまたみキッズ登山クラブ東京支部は、2022年3月から活動をはじめ、初回の活動は高尾山と決めておりました。今回26日は、13日に日程の合わなかったご家族との登山です。
当初、参加者が集まらないのではという心配があったのですが、ちゃんとした集合写真が撮れるくらいの人数が当日揃いました。
しかし予報はだいぶ前から雨でした。
山は雨でもやるでしょ、とは、おもに風雨に鍛えられた屈強な登山者の考えですが、私たちはキッズ登山クラブです。しかも(長野の本家キッズ登山クラブはだいぶ雨にも慣れていますが)、東京支部への今の参加者は、ようやく登山という遊びに足を踏み出した、いうなれば勇気を出して飛び立つ小鳥のようなキッズ登山者です。まだ柔らかいうぶ毛を生え揃わせた肌と、風と日に磨き上げられてナチュラルにゴアテックス化したハードシェル地肌とは違います。
登山を始めたばかりの子どもたちが、いきなり山で雨に降られて、いったい山を好きになるか(なるまい)というのが、私たちの大きな懸念でした。
しかも高尾はなんとなく、雨で濡れて登る山ではないような気もしていました。
そんなわけで、予報が大雨なら中止を決め、ぎりぎりまでスパコンモデルを睨む日々、結果的には開催に踏み切って正解でした。
まずは、将来有望な元気キッズが集まってくれたこと。
そしてどうにか予報通り山頂まで本降りにならずにいてくれて、しかも山頂がほぼ独占できたこと。
なにより、終わりに聞いたとき、子どもたち全員が山を好きになってくれたと手を上げてくれたこと。
こうやって少しずつ勇気を持って足を踏み出して、(いつか雨に打たれる日は来てしまうでしょうが)、さまざまな色の空の下でも冒険ができるようになっていければと思います。
さて、次回4月の冒険、日の出山の申込みを本日受付開始しました。
登る前から開封されるやまチョコ(たくさん入っているので、最後まで安心)、初めての登山靴としていつものスニーカーくらいによく曲がるリッジフレックスの体験提供も続けます。
ご興味を持たれたご家族は、まず今後のイベント詳細のために会員登録をお願いします。
元気なお子さんの参加をいつでもお待ちしています。