やまたみキッズ登山クラブ東京支部の4月の開催地は、奥多摩です。
奥多摩は、「東京の奥庭」と呼ばれ、と下見の際のまんじゅう屋さんの絵はがきに書いてあったのですが、いまGoogle検索してもそんな言い草は出てきません。
奥多摩と聞いて、どんな山を思い浮かべますか?いろいろ浮かんできそうですが、その中に「日の出山」が最初に出てくることは、あまりなさそうです。そう、日の出山は、わりとマイナーな山です。
でも、登ったことがある人ならわかるはず。日の出山は、手頃な高さで、アクセスしやすくて、そして明るく、展望の良い、つまり名山です。
私、東京支部リーダー島田(たく)のイチオシです。
そんな日の出山を目指し、「東京アドベンチャーライン」(すなわち青梅線)の日向和田駅(無人)から、再会を懐かしむのもそこそこに、歩き出しました。
本日のアドベンチャーは、前回よりグレードアップした山登りです。本当に嬉しかったことに、前に高尾に来てくれた子たちが、今回も大勢来てくれました。
ありがとう、未来のある小さな登山家たち。
日向和田(なんて明るい名前)からの登りは、日の出山の山頂から見て、東へと伸びる尾根上です。
道幅もそこまで狭くない、ゆるやかなアップはあっても、ダウンは少ない、登り効率のいい山道です。
しかし、途中でたくさんのことが今回もあり(それが山登りでもありますが)、私たちは、途中、素晴らしい眺めの場所を最高点として、安全第一で下りることにしました。
途中までとしても、それは立派な登山です。登山で目指すのはいつも、全員が無事に帰れる、ということです。
長いコースには本当にありがたい、抜群の行動食やまチョコ(パパの分も食べちゃった)、一緒に沢山歩いたリッジフレックスの記憶とともに、東京の奥庭での、予定より少し短縮した冒険が、春にしては少し眩しい夕日で幕を閉じました。